また緊急事態宣言が発令される状況となりました。
新型コロナウイルスの蔓延が問題になり始めてもう随分経ちますが、なかなか収束には至りませんね。
年が明けて東京の新規感染者数が2,000人を大きく超える日もあり、コロナに対する警戒感が一気に高まった感じがします。が、イギリスでは感染力がより強いかもしれないと言われる「変異ウイルス」も発生とのことで、この冬は緊迫の冬となりそうです。
実はウイルスは「生き物」ではない!?
「コロナウイルス」というのはウイルスの種類の一つで、今回問題になっている新型コロナ(SARS-CoV-2)以外にも「コロナウイルス」と名のつくものはいろいろあります。ウイルスというのはものすごくざっくりいうと「遺伝子が袋に入ったようなもの」で細胞としての機能もなく、宿主の中でしか増殖できないなど、生き物と言えるかどうかも微妙な存在らしいです。
なので「殺菌」とは言っても「殺ウイルス」とはあまり言わないのですね。 その代わり「不活化」などと言ったりします。
「油の膜」を破ればコロナウイルスを打倒できる?
ではウイルスを「不活化」するにはどうするか、ですが、例えばアルコールを使う方法。
先ほど書いたようにウイルスは遺伝子(DNAやRNA)が袋に入ったような構造をしているのですがこの袋を「エンベロープ」と呼びます。(エンベロープに入っていないウイルスもあります)
イラストは「漆喰塗料アレスシックイ - アレスシックイの抗ウィルス性について」より転載
この「エンベロープ」は大部分が脂質(脂質二重膜)でできています。
つまり油の膜ですね。
油の膜が入れ物になるのか?という気もしますが、何しろ目に見えない…どころか電子顕微鏡でやっと見えるほど小さいので(例外的な巨大ウイルスもありますが)これで入れ物になっているようです。
とはいえ油の膜なのでアルコールや有機溶剤、石鹸などに触れると溶けてしまってウイルスがバラバラになります。つまり「不活化」します。これでウイルスは増殖できなくなり、感染を防止することができます。
感染予防に石鹸で手を洗うと良いとされているのは、こういう理由で石鹸で「油の膜」を破ることができるから。
しっくいの「強アルカリ性」で抗ウイルス効果を発揮!
当社、「武田ペイント」では関西ペイントの「接触感染対策」シリーズを取り扱っており、ご好評をいただいております。
その特長は以下の通り。
・自然素材の消石灰(しっくい塗料)の力でばい菌やウイルスを抑えます。
・ドアノブや手すりなどに貼っておくだけ。簡単に使えます。
・効果は約半年続くので頻繁に貼りかえる必要がありません。
(使用環境により効果の長さは多少前後することがあります)
この「しっくい塗料」ですが、塗料の製品名は「アレスシックイ」という名前です。
アレスシックイの細菌やウイルスに対する効果の秘密は「強アルカリ性」であること。
新型コロナウイルスに感染した人がくしゃみなどすると唾液その他の水分にウイルス(ビリオン)が混じった形で放出されます。いわゆる「飛沫感染」ということがよく言われるのはこのせいです。
つまりごく小さな水滴の中にウイルスが混じった状態で空気中を飛んで行ったり、手すりやドアノブなどに付着したりしています。
イラストは「漆喰塗料アレスシックイ - アレスシックイの抗ウィルス性について」より転載
この飛沫(小さな水滴)がアレスシックイの表面に付着すると次のようなことが起こります。
【1】アレスシックイの表面には細かな凹凸があり(多孔質)、この凹凸に水分が入り込む。
【2】入り込んだ水分に消石灰(水酸化カルシウム)の成分が溶け出す。
【3】水分が強アルカリ性となり、水分中のウイルスの構成要素(タンパク質や遺伝子)が変性される。
【4】ウイルスが破壊(不活化)される。
このアレスシックイの表面の強アルカリ性は14段階の11以上(pH11以上)でウイルスより大きな微生物、つまりカビや細菌にも生育不可能な環境となります。
そのためアレスシックイはウイルスから細菌・カビ対策などにも効果を発揮します。
漆喰塗料の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化については下記も併せてご覧ください。
シートタイプとテープタイプの2種類があります
必要なサイズ・形に切って使えるシートタイプと、
ロール状のテープタイプがあります。
用途に合わせてお選びいただけます。